調査報道のパイオニア

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新聞やテレビなどのレガシーメディアは早晩消滅するという予言を時々耳にします。消滅するかどうかはともかく、ツイッターやフェイスブックなどの新しいメディアが普及するなかで、新聞に代表される伝統的なメディアが再定義を迫られているのは間違いないようです。速報性では新しいメディアに対抗できない以上、速報性とは別のところに生き残りの道を探らなければなりません。その一つが、既存のニュースの掘り下げ、事件や出来事の背景や原因を探り、その分析結果を読者に提供する機能です。確かに、新しいメディアには不得手な機能であり、取材力を培ったベテランの記者をかかえる新聞の強みです。この機能を調査報道と呼べば、調査報道は岐路に立たされた新聞が常に立ち返る原点みたいなものです。そして、調査報道は、ツイッターなどの新しいメディアが登場するはるか以前から、存在していました。

サンデー・タイムズと言えば調査報道の言葉が思い浮かぶほど、調査報道の代名詞のような新聞です。サンデー・タイムズが”Insight”の欄を設け、調査報道を始めたのは1960年代前半。なぜ調査報道を始めたか、詳しいことは分かりません。しかし、新しい広告媒体としてのテレビの登場を前にしての危機感が一つの要因として考えられます。また、当時は新聞業界が大きな再編の時期を迎えていました。新聞が転換期を迎える中にあって、独自色を出すために始めたのが調査報道というわけです。
現在、新聞が転換期を迎える中にあって、半世紀前のサンデー・タイムズは、メディアの再生に向けて様々なヒントを提供してくれるでしょう。

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