エコノミストの日本関係特集記事

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『2050年の世界:英エコノミスト誌は予測する』という本がある(2012年、文藝春秋)。エコノミストの編集者、記者が2050年の世界を、人口、文化、宗教から政府、経済、環境、知識、科学まで、広範囲の分野にわたって予測したものだ。日本に対しては、年齢の中央値が52.3歳という世界の歴史が経験したことのない高齢化社会に突入し、世界のGDPに占める割合は2010年の5.8%から1.9%に減少し、一人当たりGDPではロシアや韓国を大きく下回るという厳しい予測が突きつけられている。

ところで、この種の予測記事に代表される特集記事はエコノミストのお家芸といってもよく、一つのテーマを様々な視点から考察した読み応えのある記事をこれまでも提供してきた。単なる事実や出来事の報道だけでなく、事実の背景まで掘り下げた分析を記事にまとめあげるスタイルがエコノミストの持ち味であり、その分析力には定評がある。

日本に関係する特集記事としては、1962年9月1日と9月8日の二回に亘り掲載され、日本が経済大国になると予測した「Consider Japan(日本を考察する)」が有名だ。1962年と言えば、所得倍増計画が発表された2年後。高度経済成長がすでに始まっていたとは言え、日本はまだ途上国。その時に、日本が経済大国になると予測したエコノミストの記事は世界に大きなインパクトを与えた。終身雇用制や日本人の貯蓄性向の高さを取り上げている点も注目される。

その後もエコノミストは機会をとらえて日本関係の特集記事を掲載した(「Consider Japan」を含めると14本)。エコノミストは、高度成長からバブルを経て低成長、デフレへと至る戦後日本経済を独自の視点から分析し続けてきたのである。

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